招待講演
フェーリクス・ピルソン
ヘレニズム時代の王都ペルガモンとその港湾都市エライア:
ドイツ考古学研究所の新たな調査

2005年以来ペルガモン発掘は新たな調査に取り組んでいるが、これはヘレニズム時代の王都の都市全体の成り立ち、またその周辺地域の調査研究を目的としている。 特にこの都市の居住の段階の解明、これ迄未調査であった都市丘の東、西側の道路網の復原、あるいはペルガモンの港湾都市エライアの機能を探ることを主眼としている。 これ迄の調査成果から、初期青銅器時代から初期ビザンツ時代、すなわち前3千年紀から後7世紀にかけての時代について新たな展望が開けつつある。
講演者略歴

フェーリクス・ピルソン (Felix Pirson)
1968年生まれ。1989年より、ボン大学、ケルン大学、ミュンヘン大学、ケンブリッジ大学で、古典考古学、美術史、先史学を学ぶ。
1996年ミュンヘン大学で博士号取得。ローマのドイツ考古学研究所(1996〜1998年)、ライプチヒ大学(2001〜2005年)等の助手をへて(2005年ライプチヒ大学で教授資格取得)、2005年イスタンブールのドイツ考古学研究所の副所長、2006年より同研究所所長兼ペルガモン調査隊長。
主な著作
- 【著書】
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- Mietwohnungen in Pompeji und Herkulaneum. Untersuchungen zur Architektur, zum Wohnen und zur Sozial- und Wirtschaftsgeschichte der Vesuvstädte, Studien zur antiken Stadt 5 (1999).
- Ansichten des Krieges. Kampfreliefs klassischer und hellenistischer Zeit im Kulturvergleich. Ergänzungshefte JdI (in press)
- 【論文】
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- Elaia, der maritime Satellit Pergamons, in: Festschrift Wolfgang Radt, Istanbuler Mitteilungen 54, 2004, 197-213.
- Pergamon - Das neue Forschungsprogramm und die Arbeiten in der Kampagne 2005. Archäologischer Anzeiger 2006/2, 55-79.
- Das Territorium der hellenistischen Residenzstadt Pergamon. Herrschaftlicher Anspruch als raumbezogene Strategie, in: C. Jöchner (Hrsg.), Räume der Stadt. Von der Antike bis heute (2008), 27-50.